先週の相場と、20歳から始める“攻め”の投資論
こんにちは。今回は、先週の日米マーケットの動きを振り返りながら、「資金がない20代こそ、リスクを取るべき投資」についてお話しします。
📉 先週のマーケットを一言でいえば「調整と緊張」
7月第2週、米国市場はS&P500が一時的に史上最高値を更新しながらも、トランプ前大統領によるカナダへの35%関税発言で反落しました。インフレ懸念や企業決算を控えて、投資家の警戒感が高まりました。
一方、日本市場(日経平均)は横ばい。テック株は強かったものの、全体としては方向感に乏しい週でした。マーケットは「高値警戒感」と「経済指標待ち」で揺れており、静かにリスクを測るムードです。
🎯 若いうちは“守り”より“攻め”が大事
私が投資を始めたのは20代後半。当時は社会人として数年働き、少しだけ余裕が出てきた頃でした。最初に選んだのはインドの投資信託でした。理由は単純で、「人口が増える国は、経済も伸びるだろう」という直感でした。
当時のインドは、まだGDPも低く、世界経済の中心とは程遠い存在でした。でも私は、毎月コツコツと積み立てを続けました。結果として、32歳まで積み立てたその投資信託は、現在(50歳)で3.5倍近くになっています。
資金が少ない時期こそ、大きな成長が見込める市場にリスクを取ることが、将来の“守り”になる
🧠 資金がないからこそ、グロース市場に張れ
20代前半、特に20歳前後というのは「投資資金がない」「余剰資金なんてない」と感じがちです。でも、少額でも投資できる仕組みは今の時代たくさんあります。
では、どこに投資するのか?
それは間違いなく、グロース市場(成長株・新興国・テーマ型)です。
- 資金が乏しいうちに、ディフェンシブ株や債券を買ってもリターンは微々たるもの。
- 一方、ボラティリティが高くても、10年後に2倍・3倍が狙える成長市場に張るべきです。
- 失っても生活に困らない金額であれば、リスクを取りにいくこと自体が経験になり、未来の資産に化ける可能性があります。
🌱 攻めの投資先候補(2025年版)
- 米国ハイテク株(NASDAQ系ETFなど)
AI、半導体、クラウドなど、長期で成長が見込める分野。今は関税リスクで揺れていますが、調整時こそ仕込みどき。 - インド・ASEAN地域の新興国ファンド
私が実際に投資したインドは、現在も世界で最も人口増加が見込まれる国。デジタル化、金融包摂、インフラ整備の恩恵は長期で持続します。 - テーマ型グロースETF(生成AI、再エネ、ロボティクスなど)
個別株が怖い人でも、ETFを通じて将来の大化けテーマにアクセス可能です。
🔁 積立×長期×成長市場の三拍子
“攻め”といっても、一括投資で勝負する必要はありません。
- 毎月1万円でも、20年間積み立てれば240万円。年率7%で回れば約500万円。
- 10代・20代の資産形成にとって、時間は最大の武器です。
- 若いうちの損失は取り戻せます。でも、30代・40代から「攻め」に転じるのは難しい。
今リスクを取って“攻める”ことが、将来の“守り”になるのです。
🏁 まとめ:20歳からの投資に必要なのは「根拠のある大胆さ」
視点 | ポイント |
---|---|
資金の少なさ | 「だからこそ」リスクを取れる余裕と覚悟がある |
投資先 | 成長が見込める新興市場、テーマ型、グロース株 |
投資手法 | 積立×分散で、下落も味方に |
自分の例 | 20代後半からインドに積立、50歳で3.5倍に成長 |
10年後、20年後に「あのとき攻めてよかった」と思えるように。
若さと時間を味方に、そして情報と知識を武器に、今日からあなたも“小さな一歩”を踏み出してみませんか?
(※投資は自己責任で行いましょう。各種商品・市場のリスクやコストを十分に理解した上での判断をおすすめします)