【30歳から資格を取って苦労した私が語る】だからこそ20代で資格に挑戦すべき理由

若いあなたへ伝えたい。「資格は、できるだけ早く取っておくべきだ」と。

私は、資格の本当の価値に気づいたのが30歳を過ぎてからでした。社会人としてある程度のキャリアを積み、「このままではダメだ」「知識とスキルが必要だ」と思い、そこから簿記・FP・宅建・USCPA(米国公認会計士)・CMA(米国管理会計士)など、いくつもの資格に挑戦してきました。

結果として40代で上場企業の取締役に就き、50歳で2億円の資産を築くことはできましたが、正直に言って――

「もっと早く始めていれば、人生の選択肢はさらに広がっていた」

この記事では、30代から資格取得を始めて苦労した経験を踏まえ、「なぜ20代から取っておくべきか」をリアルな視点でお伝えします。


1.30代からの資格取得は「仕事・家庭・体力」との三重苦

30代になると、仕事は本格化し、責任あるポジションに就いていることも多く、結婚・育児などライフイベントも重なってきます。

私自身、仕事から帰って疲れた頭で夜に勉強を始め、休日は図書館でこっそり問題集を解く日々。寝不足、集中力の低下、試験直前の家族行事……。正直、「資格より寝かせてくれ」と思った夜も一度や二度ではありません。

結果、1つの資格を取るのに若い人の倍の時間がかかることもありました。


2.20代なら「時間」「体力」「柔軟な思考」が揃っている

一方で、20代の強みはなんといっても時間と体力、そして吸収力です。

  • 仕事が比較的シンプルなうちに、知識をストックできる
  • 徹夜してもリカバリーが早い
  • 新しい知識を拒まず、柔軟に受け入れられる

この「若さ」は、資格勉強において極めて重要です。私が30代以降に時間をかけて取った資格の多くも、20代から取り組めていれば、数分の一の負担で済んだはずです。


3.資格が資産形成とキャリアの“加速装置”になる

私が30代から取った資格の多くは、結果的に収入アップ・転職成功・資産運用の成功に直結しました。

  • USCPA → 外資系や海外案件への対応力がつき、年収UP
  • CMA → 経営数値の理解が深まり、企業判断にも活用
  • 宅建・FP → 不動産投資、保険見直し、NISA活用に有利
  • MOS・Excel → 情報整理・副業で効率UP

これらは単なる肩書きではなく、「人生の経済的レバレッジ」でした。
だからこそ、「若いうちに取っておけば、その効果がより長く、より大きく働いたはずだ」と思うのです。


4.20代が挑戦すべきおすすめ資格とその効果

資格 特徴 将来へのつながり
簿記2級・1級 初学者OK/王道 会計・経理・経営判断に役立つ基礎力
FP2級・1級 実生活直結 資産形成、保険、NISAなどへの理解
宅建 独学可 不動産取引・投資に強くなる
MOS(Excel等) 最短数週間 業務効率・副業・発信に活きる
USCPA・TOEIC 中長期型 グローバルキャリアや高収入職への道を開く

5.時間は「あるときに使う」ものではなく「ない前提で使う」もの

「忙しいから勉強できない」とよく聞きます。でも30代以降は、もっと忙しくなります。

資格取得は、「まとまった時間があるときにやるもの」ではありません。むしろ、「時間が限られているからこそ、短期集中で片付けておくべきもの」なのです。


まとめ|30代からでも遅くない。でも、20代からならもっと楽に進める。

私が30歳から資格を取り始めて思ったのは、「遅すぎたわけではないが、もっと早ければ確実に楽だった」ということ。

だからこそ、今20代のあなたにはこう伝えたいのです。

自分への最初の投資は、「株」よりも「自分の知識」。
将来の収入・選択肢・自由時間を広げる“人生の資産”になります。

30代・40代で後悔しないために、今のあなたにこそ、“攻めの自己投資”としての資格取得をおすすめします。

投稿者

管理人寅ちゃん

無名大学からブラック企業の取り立て屋からカラオケボックス店長、海外ツアーガイドを経て無職も経験。資格を取りいくつかの外資系企業を渡り歩き30代で管理部門の本部長、経営を経験、多数の面接を行う. ベンチャー企業に転職し、IPOを経て、40歳台で上場企業の取締役に. 現在いくつかの会社の社外役員に至る. 様々な採用についての講師もしている.