【退職代行って逃げ?】50歳の私が「寅ちゃん」として20代に伝えたいこと
こんにちは、寅ちゃんです。
おてがるファイナンスのブログでは、20〜50代の皆さんに向けて、投資・お金・キャリアの話を届けています。
最近、気になっていることがあります。
それは「退職代行」を使う若者が増えている、というニュースです。
SNSでも「会社に行けなくて…」「もう限界で使いました」なんて声を見かけることが増えました。
私が20代だった頃、そんなサービスはありませんでしたし、あったとしても「甘え」「根性がない」と見なされていたかもしれません。
実際、当時の私は、「どれだけブラックでも3年は耐えるべき」なんて空気の中で働いていました。
でもね――今の時代、それじゃダメなんです。
◆ 私が20代だった頃と、今はまったく違う
私が20代だったのは、バブルの終わり。
「石の上にも三年」という言葉がリアルに使われていて、辞めたいと言えば「若いのに根性が足りん」と怒鳴られるのが当たり前。
でも、その結果何が起きたか。
- 自分のキャリアに無関心なままズルズルと年を取り、
- 気づいたときには年齢だけ重ねていて、
- やりたいことも、本当のスキルも、何も持っていなかった。
私はそこから、30歳を超えて資格の勉強を始め、ようやく道を切り拓くことができました。
正直、大変だったし、体力的にもきつかった。
だからこそ、20代のあなたに言いたい。
「今、動けるうちに、自分のキャリアを選べる人になってほしい」
◆ 退職代行は“終わり”じゃなく、“始まり”にできる
誤解しないでほしいのは、「退職代行を使う=逃げ」ではないということ。
むしろ、「自分の未来を守るために、現状を終わらせる力」だと思っています。
ただし、辞めたあとが重要です。
- そのままなんとなく休むのか
- それとも、自分の将来に向けて動き出すのか
その違いが、5年後・10年後に大きな差になります。
◆ キャリア設計は20代からやっておくべき「最大の自己投資」
あなたが今いる場所がしんどいなら、いったん離れていい。
でも、次に進むために「自分を知る」「何を強みにするか考える」「学ぶ」という行動を、止めてほしくない。
たとえば:
- 簿記やFPなどの資格で、数字の武器を持つ
- プログラミングやExcelスキルで、どの業種でも使える力を身につける
- キャリア相談や副業を通じて、自分の市場価値を知る
これらは、20代のうちにこそできる“攻めのキャリア設計”です。
◆ あっという間に、年は取ります。
正直、びっくりするくらい時間は早く過ぎます。
私も、「30代からでいいか」と後回しにしていたことを何度も後悔しました。
だから、今このブログを読んでくれているあなたには、こう伝えたい。
「行動するのに、ちょうどいい年齢なんてない。思った今が“最も若い日”だ」
退職代行を使ったっていい。
自分を守るために辞めるのもいい。
でも、そのあとを自分の力で作っていこう。
あなたのキャリアは、誰かに管理されるものじゃなく、自分で設計するものです。
◆ 最後に:寅ちゃんから、20代のみんなへ
辞めてもいい。
でも、止まらないで。
動き続けて、学び続けて、挑戦し続けて。
そうすれば、40代も、50代も、好きな仕事で生きていけます。
50歳で「好きなことだけしてるよ」って言える未来、ちゃんと作れます。
私がそうだったように。