寅ちゃんは10%超えの利回りを15年間で体験してきた

「税引後4%でも十分成功」と言われる中、寅ちゃんはもう少しリスクを取っていました。

40代の頃、特に48歳くらいまでは、日本のグロース市場に積極的に投資して、平均で10%以上(税引後)の利回りを出した年も複数ありました。

もちろん、常に成功したわけではありません。時には塩漬け、時には損切り。それでも、全体としては「攻めの投資」によって資産を大きく伸ばすことができました。

グロース市場は夢があるがリスクもある

日本のグロース市場には、3年で2倍以上になるような銘柄も存在します。テーマ性のある企業や、急成長するベンチャーに早くから投資できれば、驚くほどのスピードで資産が増えていきます。

一方で、想定以上に業績が悪化したり、株式市場全体が冷え込むと大きく下落することもあります。

10%という利回りは、「増えるかも」という夢と同時に、「減るリスク」も常に背中合わせです。

15年間での4%運用 vs 10%運用の資産比較

では、現実的な15年間だけでシミュレーションをしてみましょう。

  • 初期投資:500万円
  • 毎月積立:8万円
  • 運用期間:15年
年利(税引後) 15年後の資産
4% 約2,960万円
10% 約4,770万円

なんと、同じ期間・同じ元本で約1,800万円の差が生まれます。

これはまさに「複利の力」と「リスクを取ることによるリターン」の結果です。

寅ちゃんの今は「守り」のフェーズ

もちろん、ずっと10%を維持し続けるのは現実的ではありません。だからこそ、寅ちゃんも目標資産を超えてからは「守り」へと転換しました。

  • 高配当株を中心にしたポートフォリオ
  • 為替や金利影響を考慮した分散投資
  • 暴落に備えた現金ポジションの確保

増やすフェーズでは攻める、守るフェーズでは安定性重視。この切り替えが大切です。

まとめ:15年間の「攻め」は未来を変えるかもしれない

10%運用を目指すには、情報収集、リスク管理、決断力が必要。でもその15年が、将来の資産形成に大きな差をつけることも事実。

税引後4%でも十分優秀。でも、「リスクを取る覚悟」がある人は、より大きな可能性を得られるかもしれません。

寅ちゃんはそうやって戦ってきました。そして今は、その経験を「守り」の戦略に活かしています。

15年後、あなたはどうなっていたいですか?その第一歩は、今日の投資判断かもしれません。

※投資は自己責任です。過去の成績は将来を保証するものではありません。

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