投資はライフステージと切り離せません。30代の独身期と、40代で子育てや住宅ローンに追われる時期、そして50代で親の介護に直面する時期では、取れるリスクの幅がまったく違うのです。今回は寅ちゃん流に「年齢別の投資戦略」を整理し、特に40代からの“守り7割”戦略についてお伝えします。

30代まで:グロース株中心で「攻め」

30代までは若さと時間が最大の資産。多少の失敗があってもリカバリー可能な期間です。私は20代後半から投資を始め、人口が伸びるインドの投資信託に積立投資しました。その結果、10年以上で3倍以上に育ちました。まさに「時間を味方につける」ことができたのです。

この時期は攻めるべき。グロース株や新興市場への挑戦が資産拡大のカギとなります。

40代:子育て・教育資金と両立しながら「守り7割」

40代になると環境は一変します。私もそうでしたが、子育てや教育費で出費が膨らみ、同時に住宅ローンの返済も続きます。資産を大きく減らしてしまうと、その後のリカバリーが非常に難しくなるのです。

この時期の投資戦略は「守り7割」。具体的には、

  • 景気に左右されにくいディフェンシブ株(食品・医薬品・エネルギーなど)
  • 高配当株の積立で安定したキャッシュフロー
  • インデックスファンドで市場全体の成長を拾う

そして残りの3割はグロース株など成長性に振り分けることで、資産の伸びしろを残す。教育資金と両立しながらでも、将来の安心を築ける現実的な配分です。

50代:親の介護と向き合う時期、高配当株+債券で安定を

50代に入ると、子どもの教育費がピークを過ぎる一方で、新たに親の介護が始まります。私自身も50歳を過ぎてから親の介護に直面しました。経済的にも精神的にも負担が大きく、投資に大きなリスクを取る余裕はなくなります。

この時期の最適解は「高配当株+債券」。配当金で生活費の一部を補い、債券で資産を安定させることで、将来の生活基盤を守ります。特に外貨建て債券やREITを組み合わせれば、為替や不動産市場の分散効果も得られます。

寅ちゃん流まとめ:人生のイベントと投資を重ねる

投資戦略を考えるとき、資産の増減だけでなく「人生のイベント」と重ねて考えることが重要です。

30代:グロース株中心で「攻め」
40代:子育て・教育資金と両立しながら「守り7割」
50代:親の介護を見据え「高配当株+債券」で安定を

投資は自己責任ですが、自分のライフステージを理解し、無理のないリスクの取り方をすることで、精神的にも安定して投資を続けられます。これは仕事のパフォーマンスにも直結します。私は「精神的な安定=仕事の安定」と考えています。

40代からの投資は「守り」を意識しつつ、未来につながる投資をコツコツ続けることが最大の武器です。

最後まで読んでくださりありがとうございます。皆さんの投資と人生が、少しでも豊かになりますように。

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