50歳を迎えて、強く感じることがあります。それは「健康あっての楽しい人生」ということです。若い頃はお金や仕事を優先して走り続けてきましたが、今振り返ると身体の声を無視してきた代償はあまりにも大きかったと痛感します。
お金への執着から始まった働き方
私は親の会社の倒産を経験し、お金に対する強い執着を持つようになりました。その結果、初任給の高さだけで会社を選び、結果的にブラック企業に就職。メンタルはボロボロになり、多少の高収入もストレスで浪費してしまう生活が続きました。
資格取得とガムシャラな働き方
転機となったのはUSCPA(米国公認会計士)の取得です。資格勉強と仕事を両立させながら、若さと体力に任せてフルマラソンにも挑戦しました。34歳でスタートアップ企業に転職し、上場準備のために徹夜続きの日々。勢いのまま働き続けましたが、身体は次第に悲鳴を上げ始めます。
病との闘い
10年前、甲状腺肥大による橋本病で1ヶ月入院。復活後もペースを落とすことなく、営業職に移ってからは毎晩のように会食。50歳を迎える頃には、毎朝起きるのもしんどくなり、年末には過去最高体重を記録していました。
家族からの警告と自分の現実
私の父は心臓病(バイパス手術)、糖尿病、高血圧、脂質異常症といった生活習慣病を抱え、最後は前立腺がんで亡くなりました。そして私自身も40代で同じ道を辿り始めます。心臓病(3年前)、糖尿病、高血圧、脂質異常症、さらに甲状腺摘出手術まで経験。
追い打ちをかけるように、交通事故に遭い、信号待ちで車に追突されました。その精密検査で後縦靱帯骨化症が判明。中心性脊髄損傷と診断され、首の骨を2本入れ替える大手術を受けました。今でも首にはチタンが入っています。正直、よく生きていると思います。
身体の悲鳴を無視してきた40代
こうして病気や事故を経験しながらも、40代の私は走り続けました。しかし、50歳の年末、ふと「このままでいいのか」と立ち止まりました。靴下を履くだけで息が切れ、子どもから「いびきがうるさくて一緒に寝られない」と言われ、唯一の安らぎすら失いました。
健康改革のスタート
まず始めたのは、食事制限ではなくウォーキング。以前の投稿でも書きましたが、平均1日1万歩以上を歩くようにしました。これを7ヶ月間続けた結果、約10kgの減量に成功。(ここに体重推移のグラフを差し込み予定)
今回は「絶対にリバウンドしない」という強い決意があります。結果、今では糖尿病・高血圧などすべての薬を卒業することができました。
次の目標
次は9月の健康診断までに体脂肪率を25%以下に抑えること。結果が出るとやる気が出るのは、資格取得やキャリアアップ、投資でも同じです。小さな成功体験の積み重ねが、大きな成果につながることを改めて実感しています。
健康あっての人生
これからはお金や肩書きだけでなく、「健康に生きること」を最優先にしていきたいと思います。どれだけ稼いでも、どれだけ資産があっても、健康を失えば楽しむことはできません。50歳を機に、ようやくそのシンプルな事実を心から理解できました。