寅ちゃん、株でたくさん失敗してきました。
株を始めてから、いろいろな銘柄を買いました。
流行りの銘柄、有名な社長の会社、業績が右肩上がりの企業……。
でも、実際に利益が出た銘柄より、「損切りした記憶」のほうが多いのが正直なところです。
今回は、そんな寅ちゃんがようやく学んだ、「なるべく負けない株の買い方」についてリアルにお話しします。
■ 人気株が一番リスクが高い!?
よくあるのが、「売上も利益も好調!株価も絶好調!」な銘柄に飛びついてしまうこと。
でも、これが一番リスクが高いと、最近つくづく感じています。
なぜなら、すでに株価に期待が織り込まれているから。
しかも、ちょっとした業績のブレや外部環境の変化で、大きく売られてしまう可能性もある。
■ 「売上は好調 × 利益は一時的に悪化」こそ狙い目
寅ちゃん流の狙い目は、次のような銘柄です。
- 売上は伸びている
- 利益は先行投資などで一時的に悪化
- IRで来期以降の成長計画が明確で信頼できる
つまり、「一見ネガティブだけど、中身は前向き」な会社。
■ 安くなったら“今すぐ”買うのは危険
寅ちゃんは、過去にこういう銘柄を「下がったからチャンス!」と買って失敗してきました。
なぜなら、下がっている途中で入ると、さらに下がることが多いからです。
だから最近は、「少し上がり始めて、値動きが安定してきたところでエントリー」するようにしています。
これが、“欲張らず負けにくい”スタイル。
■ 実例1:PR TIMES(3922)
寅ちゃんが最近成功したのが、PR TIMES(3922)です。
この会社は、売上は好調でしたが、先行投資で営業利益以下が前年割れ。
その影響で株価は下落。市場がネガティブに反応しました。
でも、IR資料を見る限り、先行投資は明らかに未来の売上に向けた布石。
そこで株価が落ち着いた1600円前後で購入しました。
2300円で利益確定。本日時点で株価は2700円程度。
正直、もう少し持っていれば…と思わなくもないですが、「欲張らずに利確」が大事。
■ 実例2:メンバーズ(2130)
次に、いま長期保有している銘柄がメンバーズ(2130)です。
寅ちゃんは、1000円以下でコツコツ買い集めていました。
一時期は業績不振で厳しい状況が続きましたが、しっかりと利益が戻ってきた。
現在は1300円程度まで回復。
しかも、購入時点では配当利回りが3.5%超で、今後増配も期待できる。
何よりこの会社は、株主還元がしっかりしていると感じます。
業績が悪くても減配しなかった。社会貢献にも力を入れている会社。
だから、寅ちゃんは長期保有で応援しています。
■ 感情で買わない。欲張らない。
株は、ついつい「感情移入」すると高いところで買ってしまうものです。
だからこそ寅ちゃんは、今では「安い時に買いたくなる銘柄」を先に探しておくようにしています。
そして、一番大事なのは“欲張りすぎない”こと。
勝つよりも「なるべく負けない」ことを意識するようになってから、ようやく利益が残るようになってきました。
株式投資は自己責任。でも、ちゃんと勉強して、ちゃんと待てば、少しずつ前に進めます。