働くということを改めて考える

人生の大半の時間を費やす「働く」という行為。
私・寅ちゃんにとって、仕事との向き合い方は年齢や環境によって大きく変化してきました。
今回は、私の実体験をもとに「好きな仕事でお金を貯める」という、少し珍しい生き方と、今の私が実践しているバリスタFIRE 1/2 + コーストFIRE 1/2という働き方についてお話します。

ブラック企業からのスタート

社会人としてのスタートは、いわゆるブラック企業。
当時は未来を考える余裕などなく、「逃げられない」という追い込まれた感情で日々を過ごしていました。
心も体もすり減る中で、仕事を楽しむという発想は皆無だったと思います。

良い上司との出会いで仕事が好きに

転職先で出会ったのが、自分を正しく評価し、成長を後押ししてくれる上司。
この出会いが、私の仕事観を180度変えました。
仕事を通して成果を上げる楽しさを知り、やりがいを感じるようになったのです。
そしてUSCPA(米国公認会計士)を取得し、年収は30代で1,000万円を突破。
もちろん求められる責任や成果も大きく、ストレスも増加。
当時はそのストレスを無駄遣いで発散していた面もありました。

スタートアップで見つけた本当にやりたい仕事

その後、思い切ってスタートアップ企業へ転職。
そこで気づいたのは、自分が本当にやりたい職種でした。
やりたいことに出会ってからは、資格取得、修士号、博士号と自己投資を重ね、ひたすら仕事に没頭。
スタートアップの欠点として、成功確率が低く報酬も安定しにくいという現実はあります。
しかし、私は固定費を抑え、複利効果を狙った投資を続けたことで、報酬が下がっても資産を着実に増やすことができました。

今の寅ちゃんは「バリスタFIRE 1/2 + コーストFIRE 1/2」

現在の私は、老後資金の元本はほぼ確保できており、資産には手をつけずに運用を継続中です。
これはコーストFIRE的な状態で、将来の生活費は資産運用でカバーできる見込みがあります。
一方で、仕事が好きで、収入のためだけでなく自己成長や人とのつながりを楽しんで働いています。
これはバリスタFIRE的な要素で、資産の心配をせずに好きな仕事から収入を得ている状態です。
つまり私は、コーストFIREとバリスタFIREを半分ずつ組み合わせた「ハイブリッド型FIRE」で生活していると言えます。

「節約のストレス」がなかった理由

不思議なことに、楽しい仕事に没頭していたせいか、過度な節約によるストレスはほとんど感じませんでした。
むしろ、日々の充実感が消費欲を抑え、自然と貯金が増えていったのです。
そして貯めたお金を投資に回すことで、資産はさらに増加。
今振り返ると、「仕事が趣味」状態だったことが、最もお金を貯める近道だったのかもしれません。

戦略的な自己プロデュース

もちろん、これは偶然ではなく戦略的な自己プロデュースの結果でもあります。
資格取得や学位の取得は、自分の市場価値を高めるための投資。
常に将来を見据えて動くことで、選べる仕事の幅を広げ、働く楽しさを保ちながら収入を確保できました。

まとめ:好きな仕事で生きるという選択肢

今の時代、「好きな仕事で食べていく」というのは難しいと感じる人も多いでしょう。
しかし、戦略的な自己投資と資産形成を組み合わせれば、やりたいことを仕事にしながらお金を増やすことも不可能ではありません。
私の場合は、ブラック企業からのスタートでも、良い上司との出会い、資格取得、スタートアップでの挑戦を経て、このハイブリッド型FIREにたどり着きました。
働くことは単なる生活費のためだけでなく、自分を成長させ、人生を豊かにする手段にもなります。

感謝の気持ちを込めて

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
この記事が、あなたが働き方やキャリア、そしてFIREの形について考えるきっかけになれば嬉しいです。
これからも、読んでくださる方が前向きな気持ちになれる情報をお届けしていきます。

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