米国公認管理会計士(USCMA)の仕事とは
米国公認管理会計士(USCMA)は、アメリカで広く認知されている「管理会計」のプロフェッショナル資格です。日本ではまだ馴染みが薄いですが、外資系企業やグローバル企業ではFP&A(Financial Planning & Analysis)など、経営判断に直結する重要ポジションで活躍できます。
私がこの資格を取った理由はシンプル。給与を上げたかったからです。
実際、給与と幸福度は年収1,000万円までは相関があると言われます。私自身、USCPA取得後にUSCMAを取得し、大幅な年収アップと昇格を手に入れました。
制度会計と管理会計の違い
日本で「会計士」といえば、主に制度会計(Financial Accounting)に携わります。制度会計は、決算書や税務申告など“答えがある”仕事が中心です。
一方、管理会計(Managerial Accounting)は“経営判断のための数字”を作る仕事で、予算策定、事業計画、コスト分析、利益予測など、創造性が求められます。
私は、答えが決まっている制度会計よりも、経営と直結し、自分の提案で会社を動かせる管理会計の方が面白いと感じました。
USCMAの具体的な仕事内容
- 経営計画・予算の策定と進捗管理
- 部門別・製品別の利益分析
- 原価計算・コスト削減提案
- 投資判断や事業評価
- 経営陣への財務レポート作成
これらは「数字の翻訳者」として経営陣と現場をつなぐ役割であり、企業の将来を左右する重要なポジションです。
なぜUSCMAを取るべきか
- 給与が高い:外資系ではFP&A職で年収1,000万円以上も珍しくありません。
- 昇進に有利:経営層に近い仕事のため、マネージャー職・部長職へのステップが早くなります。
- 海外勤務・駐在の可能性:国際資格なので、グローバルに通用します。
- USCPAやMBAとの相性抜群:制度会計+管理会計の両方を理解できる人材は希少です。
USCMAの取得方法
USCMAはIMA(Institute of Management Accountants)が運営する国際資格で、試験は以下の2科目です。
- パート1:財務計画・パフォーマンス・分析
- パート2:戦略的財務マネジメント
英語力は必要ですが、日本でもオンラインで受験可能です。
勉強時間は平均150〜200時間×2科目。私はUSCPAの知識があったので短期間で合格できましたが、未経験でも6〜12か月で十分取得可能です。
おすすめの勉強方法
- 専門学校(アビタス:USCMA公式認定校。教材・講義が充実)
- オンラインスクール(CPAネットワーク:USCPAとCMAの両方に対応)
- 英語は試験用の会計・経営英語に特化して学習
- 過去問と模擬試験でアウトプット重視
まとめ
USCMAはまだ日本では知名度が低いですが、外資系やグローバル企業では評価が高く、給与・キャリアアップの武器になります。
制度会計で“数字をまとめる”だけでなく、管理会計で“数字で経営を動かす”スキルを身につければ、あなたの市場価値は一気に上がります。
私もUSCMAを取ってから、仕事の幅も収入も大きく広がりました。年収アップとやりがい、両方を手に入れたい人には本当におすすめの資格です。