転職は「給料」より「成長」──寅ちゃんの実体験に学ぶ
こんにちは、寅ちゃんです。
今日は「転職」についてお話ししたいと思います。これまでにいくつかの企業を経験してきた私ですが、20代、30代、それぞれの時期に転職を繰り返しながら感じたのは、「転職は給料だけで決めてはいけない」ということでした。
20代──最初の転職は「失敗からの学び」
私は新卒で、正直言って「給料の高さ」だけを見て会社を選んでしまいました。深く考えず、「どうせどこに行っても同じでしょ?」くらいの気持ちだったんです。
しかし、入ってみて分かったのは、それが典型的なブラック企業だったということ。残業代も出ない、休日出勤も当たり前、パワハラ気味の上司……。半年で体調を崩し、退職を決意しました。
2社目──「自分の成長」に目を向けた
その反省から、2社目の転職ではかなり慎重に動きました。いくつかの会社からオファーをいただきましたが、最終的に選んだのは「厳しそうな上司」がいる会社でした。なぜそこを選んだか?
それは、面接で「この上司に鍛えられれば、自分は確実に成長できる」と直感したからです。そしてその直感は間違っていませんでした。厳しくも筋の通った指導により、私は社会人としての基礎力、論理的思考、業務遂行能力を飛躍的に向上させることができました。
今でも、その上司には感謝しています。あの時の選択が、今の自分を作ったと言っても過言ではありません。
30代前半──「安定」と「挑戦」の狭間で
30歳で結婚をし、生活にも責任が出てきました。この時期に求めたのは「給与の安定性」と「会社の持続力」。成長企業であっても、潰れそうなところに飛び込むリスクは取れないフェーズでした。
それでも、「守り」だけでは自分が退化してしまうとも感じていました。そこで30代半ばに、大手からスタートアップ企業への転職を決意。安定とは対極の環境に、あえて飛び込みました。
もちろん不安はありました。しかし、挑戦の先にしか得られない経験があるのも事実。ここで私はマネジメントや事業開発、資金調達の経験など、それまでのキャリアでは得られなかったスキルを獲得できました。
転職に「正解」はない──でも「軸」は持つべき
私がこれまでに学んだのは、「転職に絶対の正解はない」ということ。ただし、
- その会社で何を得たいのか
- 自分がどうなりたいのか
- その上司と働きたいと思えるか
このような「軸」を持って転職活動をすることで、後悔の少ないキャリアが築けるのだと思います。
寅ちゃん流のアドバイス
転職は人生を左右する大きな決断です。年収や待遇に目が行くのは当然ですが、そこだけを見てはいけません。特に、20代・30代は「自己投資の時間」でもあります。
あえて厳しい環境に身を置くことで、他の誰よりも早く成長することができます。安定は成長のあとでついてくる。そんな思いで私はキャリアを築いてきました。
それともう一つ、最近とても大事だと感じるのは、転職エージェントを活用する際には「本当に親身になってくれるプロの転職コンサルタントを選ぶこと」です。企業の事情だけを重視するエージェントも多い中で、自分の立場に立って、将来のキャリアまで見据えてくれるコンサルに出会えるかが、その転職の質を左右します。
これから転職を考えている皆さんには、ぜひ「自分が本当に成長できる場所はどこか」という視点を忘れないでほしいと思います。そして、信頼できる転職コンサルと一緒に、自分らしい道を探していってください。
そして最後にもう一つ。転職で迷った時は、その会社の「人」を見てください。上司や同僚として働きたいと思える人がいるかどうか──それが、意外と一番大事なことだったりします。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。