資産が5000万円を超えると、投資に対する考え方が自然と変わってきます。私自身、このラインを超えたあたりから「儲けなきゃ」という焦りから解放され、心に余裕を持った投資ができるようになりました。
これまでは資産を築くために「利回り重視」「高配当株」「成長株」など、利益追求型の投資に集中していました。しかし、ある程度資産が安定してくると、お金のためだけの投資から、心が満たされる投資へとシフトしていったのです。
応援する気持ちで株を買う
私がたどり着いた答えの一つが、「応援投資」でした。これは、その企業のビジョンや製品、サービスに共感して、文字通り応援するつもりで株を買うという考え方です。
実際、最近購入した銘柄の一つが テンシャル(TYO:325A) です。睡眠の質が落ちてきたと感じていた私は、テンシャルの製品を使ってみて「これはすごい」と実感。朝の目覚めが明らかに変わり、日中の活力も上がりました。
こうした体験があったからこそ、「この会社は応援したい」と思ったのです。株価は2,400円程度で購入し、一時は5,000円を超えるところまで上がりました。現在は4,000円前後に落ち着いていますが、私は売るつもりはありません。
なぜなら、「応援している」から
値上がりしているから売る、下がったから損切り、という短期的な視点ではなく、「この会社の成長を信じているからホールドする」。この考え方ができるようになったのも、資産に余裕があるからこそだと思います。
好きな会社であれば、株価が少々下がったとしてもイライラしません。逆に、「いいところで買い増しできた」と前向きに考えることもできます。
応援投資のメリット
- 企業に愛着が湧く:業績ニュースやサービスの動向にも自然と関心が持てる
- ストレスが少ない:値動きに一喜一憂しない
- 長期目線になれる:応援の気持ちがあるので短期売買に走らない
このように、応援投資には精神的な安定感があります。もちろん、リスク管理は必要ですが、資産がある程度形成できた人にはおすすめのスタイルです。
資産を守りながら楽しむ投資へ
5000万円を超えてからの投資は、単に「増やす」から「守りながら楽しむ」段階に入っていきます。もちろんすべての投資を応援型にする必要はありません。ポートフォリオの一部に取り入れるだけでも、投資がより楽しいものになるはずです。
自分が実際に使って良いと思った商品、理念に共感できる企業、それらに資金を投じて成長を支える。そしてその成長に自分も乗る。
これが、寅ちゃん流の心豊かな投資のかたちです。
※投資は自己責任でお願いします。
ですが、応援する気持ちがあれば、たとえ価格が上下しても、そこから得られる喜びや学びは決して小さくありません。