トルコの金利、正直「そろそろ下がるだろう」と思っていた人は多いはずです。
しかし現実はどうか。
トルコの政策金利は30%超。
しかも為替は、少なくとも今のところ、崩れていません。
7月に平均3.60円で購入し、12月21日時点で3.69円。
「下がるどころか、むしろ上がっている」というのが現実です。
ここで大事なのは、短期の値動きに一喜一憂することではありません。
寅ちゃん流では、投資は構造で考えます。
トルコ投資の本質は「金利差」にある
トルコ投資の本質は、為替当てゲームではありません。
圧倒的な金利差です。
現在、トルコの金利は30%以上。
極端な話、為替が20%下落しても、単純計算で10%は利益が残る構造になっています。
これ、日本円で預金していたらどうでしょう。
- 金利はほぼゼロ
- インフレで実質価値は目減り
- 為替は長期的に円安方向
何もしないこと自体が、すでにリスクになっています。
銀行で2%台で借りられる日本の特殊環境
さらに、日本にはもう一つの「歪み」があります。
それが、2%台でお金を借りられるという環境です。
もし、
- 2%で資金を調達し
- 30%の金利がつく通貨で運用できれば
差し引きで約28%の金利差が存在します。
仮に、
- 為替が20%下落
- 調達金利が2%
だったとしても、
30% − 20% − 2% = 約8%の利益
これが、寅ちゃんが「金利差を使え」と言い続けている理由です。
「新興国通貨は危険」は半分正解、半分間違い
よく言われます。
「新興国通貨は危ない」
「トルコリラは怖い」
これは短期勝負をする人にとっては正解です。
しかし、
- 長期
- 分散
- 平均取得単価
この3つを守るなら、話はまったく変わります。
高金利は、時間を味方につける仕組みです。
短期で儲けようとすると事故る。
でも、構造を理解して使えば、再現性が高い。
寅ちゃん流・これからの資産防衛
これからの時代、日本円だけを持ち続けるのは危険です。
理由はシンプル。
- 人口は減る
- 社会保障費は増える
- 金利は簡単に上げられない
つまり、円の価値はゆっくり、しかし確実に下がる。
だから寅ちゃんはこう考えます。
- 円は「稼ぐ通貨」
- 資産は分散して持つ
- 金利差を味方につける
完璧なタイミングを狙う必要はありません。
重要なのは、この構造に参加しているかどうかです。
最後に
もちろん、これは投資です。
絶対はありません。
だからこそ、
- 余剰資金で
- レバレッジをかけすぎず
- 自分のルールで続ける
それが、寅ちゃん流。
何もしないリスクと、行動するリスク。
どちらを取るかは、自分次第です。
※投資は自己責任でお願いします。