株で損ばかりしていた私が学んだ“本当に儲かる株の買い方”とは?
株には楽しみ方と儲け方があると思います。
あくまで私の個人的な見解ですが、これらは別物です。
株の“楽しみ方”は応援と信頼の気持ち
儲け方とは別に、株を楽しむ方法もあると私は思います。
それは、たとえ損が出ても信じて持ち続ける“応援投資”のスタイルです。
もちろん、信じていたのに裏切られるような決算や、期待外れの展開もあります。
それでも、成長していく企業や社会的意義のあるサービスを信じて応援し続ける──そんな投資もまた“楽しみ方”のひとつではないでしょうか。
寅ちゃん流で言うなら、投資は人生そのもの。
期待、裏切り、信頼、成長、そしてときには撤退もある。でも、それも含めて、自分の選択を誇れるような投資を続けていきたいと思っています。
ちなみに、私が最後まで応援して大損したのはライブドアです(笑)。
ソフトバンクや楽天にしておけばよかった…と今では思いますが、堀江さんの異端児ぶりが好きだったんですよね。
それも含めて、私にとっては“良い思い出”のひとつです。
話題株に飛びついていた30代
私が30歳の頃、株のニュースを見ては話題の銘柄ばかりに手を出していました。
情報が多く出てくると気になってしまうものですが、そんなときにはすでに株価はかなり上昇していることが多いんですよね。
それでも「もっと上がるかも…」と買ってしまい、高値づかみ → 損切り → 塩漬けの繰り返し。
そんな日々が5年くらい続きました。
「安い時に買う」原理原則に戻ったけれど…
その後、投資の基本に立ち返って「安い時に買う」ことを意識しはじめました。
でも、ここにも落とし穴があったんです。
「もう下がりきっただろう」と思って買っても、そこからさらに下落することが多々ありました。
底値を狙っても当たるとは限らない、むしろ難しい。そう実感しました。
底値より「上昇の兆し」が見えてから
私が次に学んだのは、「底値で買おうとせず、ある程度上がってから買う」という考え方です。
確かに、これでも“ダマし上げ”みたいにまた下がることもありますが、業績が向上していればいずれ株価もついてくると思っています。
例えば、リーマンショックのとき。
大きく下がって塩漬けになった株もありましたが、業績が良い企業の株は10年後にはしっかり利益を出してくれました。
インフォコムで学んだ「成長株」の本質
特に印象深いのがインフォコムという銘柄です。
購入後すぐに株価が半額近くにまで下落しましたが、私はそのまま保有を続けました。
結果として10年ほどで3倍以上に成長しました。
当時は「なぜこんなに利益が出ているのに株価が下がるのか?」と不思議に思いましたが、今思えばPERが高い=人気で買われすぎていたんですね。
でも、業績さえしっかり伸びていれば、株価も時間とともに上がってくる──それを確信した出来事でした。
私のモットー:「好業績 × 高すぎない株」を探せ
私の今の投資スタイルはシンプルです。
- 話題性ではなく、中身(業績)を見る
- 安すぎる株ではなく、回復基調のある株を狙う
- 好業績で高すぎないPERの銘柄を選ぶ
もちろん、どんな投資にもリスクはつきもの。
でも“時間を味方につける投資”は、焦らずじっくり続けていく価値があると信じています。
株の儲け方を学ぶには、自分の失敗と向き合うことも大切。
そして、損をしてもやめなかった自分を、今ではちょっと褒めてあげたい気持ちです。