こんにちは、寅ちゃんです。
FIRE(Financial Independence, Retire Early=経済的自立と早期リタイア)という言葉、ここ数年で一気に広がりましたよね。
ただ「完全に仕事をやめるなんて現実的じゃない…」「でも将来のお金の不安は消したい」という声もよく聞きます。
そんな方におすすめしたいのが、寅ちゃん流でも推しているコーストFIREです。
コーストFIREとは?
FIREにはいくつかのタイプがありますが、コーストFIREは特に実現しやすい形です。
定義を簡単に言うと、
「将来の老後資金に必要な投資元本を若いうちに積み立てて、その後は生活費だけを稼ぎつつ、資産は放置して育てる」
というものです。
つまり、働き続けながらも「老後資金はもう確保済みだから安心」という状態。
あとは運用益に任せて資産を大きくしていけば良い、という考え方です。
寅ちゃんがコーストFIREをおすすめする理由
実は私自身、完全なFIREは向いていないと思っています。なぜか?
仕事が好きだからです。
人との出会いや新しい挑戦が好きで、完全にリタイアしてしまうと逆にストレスになりそうなんですよね。
でも、将来のお金の不安はなくしたい。だからこそ、コーストFIREがベストだと考えています。
コーストFIREなら、
- 老後資金が確保できている安心感がある
- 今は生活費を稼ぐだけで良いので精神的に楽
- 仕事を続ける前提だからキャリア形成や資格取得も活かせる
というメリットがあります。
精神的な安定=仕事の安定につながるので、毎日を前向きに過ごせるのです。
コーストFIREのシミュレーション
ここで具体的なシミュレーションを見てみましょう。
40歳の時点で1,000万円を年利4%で複利運用した場合、65歳時点では約2,665万円になります。
老後資金としては悪くないですが、目標の3,000万円には少し届きません。
では、65歳で3,000万円にしたい場合、40歳でいくら必要か?
計算すると約1,125万円です。
つまり、40歳時点で1,125万円を投資して放置すれば、65歳で自然と3,000万円に育ちます。
これは「追加投資ゼロ」で達成できる数字。
もちろん市場の変動はありますが、こうして数字を置くと「今の自分はどの位置にいるか?」が見えてきますよね。
他のFIREとの違い
・Lean FIRE → とにかく節約生活で早期リタイア。精神的にきつい。
・Fat FIRE → ゆとり生活だけど莫大な資産が必要。ハードルが高い。
・Barista FIRE → 資産+パート収入。悪くはないが働き方の調整が難しい。
それに比べると、コーストFIREは「無理がなく、現実的」という点で群を抜いています。
だから「もっともやりやすいFIRE」だと言えるのです。
資格取得やキャリアと相性がいい
コーストFIREを目指す過程では、仕事を続けます。だからこそ資格やスキルへの投資が生きてきます。
宅建・簿記のような基礎資格は安定した資産運用のようにコツコツ効いてきますし、USCPAや社労士のような専門資格はキャリアのグロース株。
どちらも「今を安心して働ける」環境を作り、コーストFIREをさらに強固なものにします。
寅ちゃん流まとめ
FIREは夢物語ではなく、考え方と行動次第で実現できます。
ただ、全員が完全リタイアを目指す必要はありません。
「仕事を続けたい」「でも将来のお金の心配はしたくない」
そんな人には間違いなくコーストFIREが一番おすすめです。
私自身もこの形を推しています。
なぜなら、仕事を続けながら精神的な安定を得られる。
そして何より「もっともやりやすいFIRE」だから。
シミュレーションを見ても分かるように、必要額はそこまで高くない。
将来の安心を手に入れつつ、今を前向きに生きる。これが寅ちゃん流の答えです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
感謝を込めて一句。
「働きつつ 未来は資産で 守られる」
※投資は自己責任でお願いします。