石破首相退陣が投資市場に与えるインパクトとは?
どうも、寅ちゃんです。
2025年9月7日、日本の政治は大きく揺れました。石破茂首相が電撃的に退陣を表明したのです。理由は参院選での大敗と、党内支持の急速な低下。さらに日米交渉で一応の区切りがついたタイミングを見計らったとも言われています。
「あれま、また総理が交代かい?」と驚いた読者も多いことでしょう。日本の政治は安定しているように見えて、実は首相交代のスパンが短い。この不確実性こそが、投資家にとっては最大のリスクファクターになります。
マーケットは不確実性を嫌う
相場というのは、未来が見通せないときに最も揺れるものです。石破政権が幕を閉じ、次の総裁選に誰が勝つか見えない今、マーケットは「方向感がない」状態に突入します。
為替市場では、円高に触れる可能性がある一方で、新総裁の経済政策次第では円安に振れる余地も残ります。投資家はヘッジを厚めに取り、短期勝負は控えめにするのが無難。寅ちゃん流で言えば「こんな時は無理に舟を漕がず、岸辺で潮目を見極める」のが賢い戦略です。
株式市場は政策次第で大きく動く
株価にとって最大のポイントは「次の首相が誰で、どんな政策を掲げるか」です。
もし財政出動や公共投資を打ち出す人物が総裁になれば、建設株やインフラ関連は追い風を受けるでしょう。一方で、増税や規制強化が強調されれば、市場は冷や水を浴びせられたようにしぼんでしまう可能性もあります。
ここで大事なのは、個別株に手を出す際に「政策の恩恵を受けやすいセクター」を冷静に見極めること。寅ちゃんは今のところ、ディフェンシブ株(医薬・食品・通信)を基本に据えつつ、短期で政策期待が乗りやすい銘柄だけを少し拾うスタンスでいます。
石破首相の“商品券スキャンダル”も市場心理に影響
退陣の影には、今年春の「商品券配布問題」もありました。政治家への信頼感が揺らげば、投資家心理も冷え込みます。政治の信頼性とマーケットの安定性は切っても切れない関係。短期筋はこうしたニュースで敏感に動き、ボラティリティが高まるのは必至です。
寅ちゃん流まとめ:政治相場との向き合い方
- 政局混乱期はリスクを減らし、様子見が基本
- 為替・株は「次の総裁の政策」で方向性が決まる
- 短期トレードより、中長期の安全資産やディフェンシブ株を中心に据える
結局のところ、投資で勝つためには「待つ勇気」が何より大事です。
石破首相退陣というニュースに慌ててポジションを変えるのではなく、まずは新総裁が誰になるか、その政策が何を意味するのかを見極めてから動く。それが寅ちゃん流の投資心得です。
相場は生き物。ときには荒波、ときには凪。その波にどう付き合うかで結果は大きく変わります。さぁ、次の総裁選までの数週間、皆さんも焦らず冷静に、マーケットの風を読んでいきましょう。
※本記事はあくまで寅ちゃん個人の見解です。投資は自己責任でお願いします。